望月会計事務所

事務所日記2005
 

6月の日記

2005/06/29

 株主総会シーズンです。今年は6月29日が集中日です。
 今年の総会は、「敵対的買収からの防衛」と「企業不祥事の陳謝」が目につきます。

 そんな中、多くの企業で建物や土地、工場設備などの損失処理が加速しています。いわゆる「減損会計」です。
 「減損会計」とは、資産の収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合に、一定の条件の下で回収可能性を反映させるように帳簿価額を減額(減損損失を計上)する会計処理をいいます。

 原則的には平成17年4月1日以後開始する事業年度から適用されますが、平成16年3月31日以後に終了する事業年度についても早期適用が認められているため、前倒し処理する企業が多くなっています。
 ちなみに、中小企業においては「減損会計」は強制されませんので、念のため。

 税務上、固定資産について評価損による損金算入ができる場合は、災害による損傷など一定の場合に限定されていることから、減損損失が会計上計上されても、その全部又は一部が税法上否認されるときがあります。

 時価会計、退職給付会計、減損会計などの導入により、“会計”と“税務”の乖離はいっそう進んでいます。
 「減損会計」を前倒しで適用しているところは体力のある企業、ということでしょうか。−----−−−−(誠)



2005/06/20

 当事務所の「会計システム」を一新いたしました。いろいろな会計資料が作成できるようなのですが、まだまだ操作方法を熟知しておらず、マニュアル片手に悪戦苦闘中です。
 簡単なところでは、カラーによる会計資料の出力などができるようになりました。

 そんな中、“増税”に向けた動きが。 この程、政府税制調査会が発表した報告書は、“サラリーマンいじめ”といえる内容でした。最たるものが、「給与所得控除の縮小」です。

 所得は収入から経費を差し引いたものになりますが、サラリーマンにとって経費に相当するものが「給与所得控除」です。
 給与収入500万円の場合、給与所得控除額は154万円になり、給与所得は346万円になります。ここから生命保険料控除などが差し引かれ、年間の税額が決定します。これらが年末調整で行われています。

 縮小幅については、言及してませんが、消費税同様に、将来の“増税”への伏線を張ったのでしょう。
  われわれにできることは、来たる“小遣いカット”のXデーに向け、ヘソクリを作っておくことくらいでしょうか (ToT)−−−(誠)



2005/06/06

 少しずつ夏に近づいてきましたが、世の中、「COOL BIZ−クール・ビズ−」です。地球温暖化を防止するためのビジネススタイルの新提案、ということで「ノーネクタイ、ノー上着」による軽装化を政府が推し進めています。
 当事務所でも“温暖化防止”という趣旨に賛同し、夏場の軽装化を実践することにいたしました。

 とはいえ、これまでスーツにネクタイというお決まりのスタイルから
「いったい何を着ればいいんだ〜?」と悩み中です。
  “かりゆしウェア”は小泉首相が着てましたが、 “アロハ”なんかもありなんですかね〜?

  「ノーネクタイは失礼だ」、などの意見も世間にはあるようですが、地球温暖化という深刻な問題を無視することはできません。(誠)


 ビジネス上のスタイルとして、スーツにネクタイという決まりは一体、いつ、どこで、誰が、何のために、作ったのだろう?
 ネクタイなんて単に布が首からぶら下がってるだけで、考えてみればよくわからないモノなのだ。
 それがないだけで、体感温度が2度下がるというものすごいけれど。−−−−(所長)