望月会計事務所

事務所日記
 

12月の日記

2003/12/22

今年最後のこのコーナー。
今週は年末年始合併号としてお送りします。当事務所は現在、年末調整の業務に追われ、てんてこ舞いです。その上、毎年この時期には、翌年度の税制改正大綱が決定します。
そこで今週の『くらしと税金』(仮)は

『2004年度税制改正大綱〜』

今回の税制改正は、「個人は増税、法人は減税」となります。
老年者控除の廃止、公的年金等控除の縮小で、老年者の負担が増えます。また、住民税の引き上げは、家計を直撃です。昨年決まった、配偶者特別控除の廃止も2004年1月からですので、来年は重税感をズッシリと感じそうです。
江戸時代のように“五公五民”にならないことを祈るばかりです。

それでは、良いお年を・・・-----  ----(誠)

2004年度税制改正大綱 (主なもの)
個人
・老年者控除の廃止(2005年1月以降)
・公的年金等控除の縮小(2005年1月以降)
・個人住民税の均等割(定額部分)の引き上げ(2004年6月)
・住宅ローン減税の延長(2004年1月)
・グリーン税制の対象絞り込み(2004年4月)
・住宅売却時の譲渡損失の繰越控除制度創設(2004年1月)
・土地譲渡益課税の軽減(2004年1月)
法人
・連結付加税の廃止(2004年3月)
・確定拠出年金(日本版401k)の掛け金の非課税上限額拡大
(2005年1月)
・固定資産税の新制度創設(2004年4月以降)
・欠損金の繰越控除期間の延長(2001年度分から適用)

2003/12/15

今年もあと半月でお正月です。
当事務所の年末年始のお休みは、『12月29日の午後から1月4日まで』となっております。
今年も家でのんびり過ごして懐かしい友人にでも電話しよう、と思っていたらとんでもないニュースが。

「電話加入権料廃止を検討」 

総務省は11日の情報通信審議会(総務相の諮問機関)で、固定電話の新規加入時に必要な7万2000円の加入権料(施設設置負担金)の廃止を検討する、と報告しました。

加入権料は返還してもらえないようですので、払い損になりそうです。また、多くの企業では、電話加入権を資産計上していますので廃止が決定すると、

「固定資産評価損 ○○/ 電話加入権 ○○」

というような処理が必要となります。
今のうちに、いらない電話加入権を売却しますか。-------(誠)

2003/12/8

先週末に、当事務所の忘年会を行いました。
年末調整を月末に控えているため、毎年少し早めにやっております。普段、発泡酒を飲んでいるためか、ビールで酔いが回ってしまいました。帰りの電車で目が覚めると、見慣れぬ光景が。乗換駅を過ぎていました。
これをやると、「今年も終わりだな〜」とつくづく思いますね〜。

さて、円高です。12月8日の9時前に107円51銭まで一時上昇し、2000年11月以来ほぼ3年ぶりの高値を更新しました。
輸出メーカーには大きな痛手ですが、消費者としては海外旅行などでメリットも得られます。この円高のタイミングで外貨預金を始められる方も増えているようです。そこで今週の「くらしと税金」(仮)は

『外貨預金と税金』

外貨預金にかかる税金は2種類あります。
ひとつは外貨預金の利息にかかる源泉分離課税です。
円預金と同様に20%(所得税15%、住民税5%)です。

円安により獲得した為替差益は税法上は雑所得として扱われます。雑所得は、給与所得など他の所得などと合計して、総所得金額を求め、確定申告によって納める税金を計算します。
円高になり、為替差損が生じた場合には、他の雑所得(年金など)から控除することが可能です。--------------(誠)

      2003/12/1

 『大根・キャベツ祭り』に行ってきました。無料で大根がもらえると聞き、喜び勇んで行ってきました。京急の三崎口駅そばの会場で、“三浦大根”1本とサラダ用大根2本をゲット。
大根おでんも無料で振舞われており、堪能してまいりました。
来年、是非いかがでしょう。


そんなことより12月です。今年もあと1ヶ月です。となれば、「忘年会」です。そこで今週の「くらしと税金」(仮)は

『忘年会は全員参加で』

忘年会の費用を会社で負担した場合は、福利厚生費として損金算入できます。ただし条件として
・その飲食が従業員におおむね一律に供与されること
・通常の飲食に要する費用
とされていますので一部の社員に限ってのものは認められません。また、2次会の費用を会社で負担した場合ですが、社会通念上は、2次会は自由参加でしょうから、給与とみなされますのでご注意を。ただし、最後まで全員が参加した場合は、福利厚生費とされます。

損金算入したいために、嫌がる女性社員を無理矢理誘って、翌日からの仕事に支障をきたさないようにしましょう。--------(誠)