税制改正適用時期一覧表(令和8年度版)、人的控除一覧表(令和8~9年分)、給与収入別・給与所得控除/基礎控除一覧表
2026/01/08 木曜日昨年の12月19日、令和8年度税制改正大綱が自由民主党、日本維新の会の両党より公表された。
今回の「第一 基本的考え方」は以下のような章立てになっている。
- 物価高への対応
- 「強い経済」の実現に向けた対応
- 地方の伸びしろの活用・暮らしの安定
- 公平かつ円滑な納税のための環境整備
- 自動車関係諸税の総合的な見直し
- 防衛力強化に係る財源確保のための税制措置
- 揮発油税等の当分の間税率廃止及びいわゆる教育無償化に係る財源確保
今回も昨年に続いて所得税の人的控除の改正がメインといえる。例の「年収の壁改正」の続編だ。
昨年の改正で人的控除の体系は十分に複雑怪奇化したわけだが、今回の改正はそれにさらに拍車をかけるものとなった。
「異次元の金融緩和」がその後の金融行政に負の遺産を残したといわれることがあるが、税制の「異次元の複雑さ」は今後の税務行政にどのような影響を及ぼすことになるのだろうか。
ちなみに今回の大綱を「簡素」というキーワードで検索してみたところ、合計で8つ抽出された。いまだ「簡素」は税制の一つの理念として残されてはいるようだ。
ということで、毎度の「税制改正時期一覧表」を作成してみた。
さらに今回は「人的控除一覧表」と「給与収入別・給与所得控除/基礎控除一覧表」を加えた。
これらの表をながめていると、(行ったことはないが)今は亡き香港の九龍城砦を思い出す。人的控除体系は複雑怪奇からいよいよ魔境へと足を踏み入れたようだ。
誤りなどあればご指摘いただければ幸いである。
(望月)
