「常用漢字」より「常用絵文字」を

2008/07/24 木曜日

これまた少し前のことだが、常用漢字に新たに188字が加わり5字がはずされるというニュースがあった。
加わる字は、藤、誰、俺、岡、頃、奈、阪、韓、虎、熊などで、これらがこれまで常用漢字ではなかったということに逆に驚くわけだが、同時に、そもそも常用漢字って一体何なのさ?という疑問も浮かぶ。
で、調べてみると、
http://bqpd.jp/knowledge/joyo_kanji.html

常用漢字とは、昭和56年10月1日に内閣告示第1号をもって示された「常用漢字表」に掲載されている漢字を指します。常用漢字表は、一般社会における漢字使用の目安であって、個々人の漢字の使用を制限するものではありません。

とのこと。
これ以前には、「当用漢字」というものがあって、これは戦後すぐに漢字の全廃(スゴッ!)を目的として制定されたものだった。当時、志賀直哉は日本語を廃止してフランス語にすべきという提案をしていたらしい。(以上、Wikipediaより。)
いずれにしても、複雑かつ多様な漢字を整理縮小するという趣旨があるわけだが、常用漢字でなくたって、国名や県名や人名にこれほど数多く使用され、ワープロでもちゃんと変換されるわけだから、今や常用漢字を制定する意義は限りなく透明に近いブルーになりつつあるようにも思う。
ただ確かに、「斎藤さん」と「齊藤さん」と「齋藤さん」が、「斉藤さん」として一つになってもらえると、宛名を書く時などに助かるのは間違いないけれども。
それよりも、携帯文化に乗り遅れている私としては、絵文字やKY語などに強力な規制をかけ、これ以上それらを増やさないようにして欲しいところだ。でないとホントについていかれへんわ。(T_T)←人生初めての絵文字!
(所長)