特定財源と政務調査費

2008/05/14 水曜日

当所ではかつて、所内の菓子代などについては、月々定額を職員に渡し、職員はその中で比較的自由にやりくりをし、年末に残れば戻入れるというやり方をしていた。言ってみれば、菓子代を特定財源化(?!)していたわけだが、これによって職員は事務所に気兼ねなく好きなモノを買いやすく、一方事務所としては菓子代に自然と上限を設けることができた。
今ではすっかりと悪者扱いの感のある特定財源制度であるが、少し前に話題になった議員の政務調査費制度などと同じく、それなりの機能やメリットは当然あるはずだけれども、国民に気兼ねなくカネを使いやすいということが、いまや両制度にとって大きな問題となっているようだ。
政務調査費については、領収書の添付義務のほかに、使いきれずに余った場合や領収書のない経費については、過去に遡って(!)返還するという動きまであるらしいが、特定財源についても、今後、その支出の内容についてのチェックの目はますます厳しくなることだろう。
ちなみに、当所では、別に帳簿や現金管理をすることが面倒なので、菓子代について今ではメデタク一般財源化されている。一般財源化しても菓子代への出費については職員に気兼ねはないみたいだし・・・。
(所長)