新たな動き

2008/04/30 水曜日

制度施行日当日に呼称をあわてて変えたり肝心の保険証が届かなかったり天引きミスがあったり、と話題に事欠かない長寿医療制度ですが、ついに制度の見直しの検討に入る模様です。
施行からまだ1ヵ月足らずでのこうした動きというのは、もしかして記録的なことでは。いつ改正されるのか、そういう面でも注目です。
それにしても、この法案自体は2年前に成立しているわけですが、ほとんどの国民が知らずにいた施行前の状況と施行後のこの慌しさの落差にはやはり驚きです。施行前に、もっと言えば2年前の法案成立前に、国民的な議論の対象にすべき問題であったのではないでしょうか。
それから、マスコミでは年金からの保険料の「天引き」を問題視しているようですが、天引きされない場合には、自ら出向いて支払わねばならず、それを怠ればそれ相応のペナルティがあるわけですから、支払方法ばかりに焦点を当てていると、問題の本質が隠されてしまうような気もします。
(所長)