2008年04月04日

複雑怪奇の社会保障制度

とにかく分かりづらい我が国の社会保障制度に、また新たな制度が追加されました。その名も「後期高齢者医療保険制度」じゃなかった、改め「長寿医療制度」。施行されたその日にいきなり呼称変更というのも、何かを象徴しているような気もします。

肝心の内容も厚生労働省から配布されたパンフレットを眺めてみただけではよくわかりません。ポイントが5つ書いてあるけれども、抽象的なものばかり(「保険料負担を公平に…」「高齢者の方々にふさわしい医療を…」)で、具体的なものは「75歳以上の方、一人ひとりに被保険者証を交付」ということくらい。実質的な変化(負担がどれだけ増えるのか等)については、なんとなくぼかしている感じがしてしまいます。これに比べれば、国税などのパンフレットの方がよほどわりやすい。

様々な軽減規定はあるものの、思い切り簡単に言ってしまえば、自分や配偶者が75歳になったのを機に、保険料負担が増える制度と言えます。

それにしても、この新制度による国民の負担がどれほど増えるのかはわかりませんが、税制の改正時に比べると、社会保険制度の改正に伴う国民の負担増についてマスコミがやけに大人しいのは何故なのでしょう?

(所長)

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