あまちゃんとレベッカの深い関係?!

2015/09/10 木曜日

あまちゃんが2年ぶり絶賛再放送中のこの夏、20年ぶりに再結成したレベッカが横浜アリーナ(「横アリ」と呼ぶらしい)でライブを行った。

あまちゃんとレベッカ。

私がその二つの大ファンであること以外に、両者に直接的な接点はおそらくはない。

が、よくよく調べてみると、実は意外なところで両者には深い関係があった!!

以下、「ファンである限り接点を見出そうとする、それが男でしょ!」(ヒビキ一郎風)の精神で両者の関係を探った結果である。

遅れましたが、本記事は税務とは一切関係ないことをお断りしておきます。<(_ _)>

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「再生の物語」と言われたあまちゃんは現代と1984年を舞台にしたドラマだった。

一方、今年「再結成(再生)」したレベッカがメジャーデビューしたのは1984年。

いずれも始点は同じ1984年ということになる。

 

NOKKOと小泉今日子は過去にミュージックビデオで共演したことがある。

私の知る限り、NOKKOが女性アイドルとこのような形でコラボしたことは他にはない。(「THE夜もヒッパレ」の司会者時代のことはよくわからない。)

 

唯一出演した映画「スウィートホーム」の中でNOKKOは宮本信子とも共演している。

ちなみにNOKKOの本名も信子だ。

 

NOKKOと能年玲奈とはさすがに接点はないだろう、と思いきや…

分野は違えど、天才は天才を知るということか。

このラジオ放送の直後の今年の4月21日にレベッカは再結成を公表した。

 

あまちゃんにおいて薬師丸ひろ子演じる鈴鹿ひろ美が北三陸でコンサートを行う場面と今回のレベッカの再結成ライブにも重なる部分がある。

「移ろいやすい音程」の持ち主と思われていた鈴鹿ひろ美と声の調子を不安視されていたNOKKO。

前奏が始まり、第一声が発せられるまでの異様な緊迫感と歌い出した瞬間の大きな感動は、それぞれにおいて一つのクライマックスシーンになっている。

 

また、鈴鹿ひろ美が「潮騒のメモリー」の歌詞を「三途の川のマーメイド」から「三代前からマーメイド」に変えたように、NOKKOは今回のライブで「Maybe Tomorrow」の歌詞を「一人ぼっちで」から「一人一人が」に変更して歌っている。

(ついでに言うと、紅白歌合戦での鈴鹿ひろ美も横アリでのNOKKOも「せり上がり」による登場だった。)

 

あまちゃんは大団円であるはずの最終回でも手首に巻いたミサンガは切れず、「明日も、明後日も、来年もある」というセリフの後にトンネルを走り抜け、未来に開かれた物語として終わる。

一方、今回のレベッカのライブタイトルは「Yesterday、Today、Maybe Tomorrow」。ライブの最後はかつてと同じように明日への希望を歌う「Maybe Tomorrow」で幕となる。

アレンジを大胆に変えている曲もあり、20年ぶりの復活劇は単なる郷愁だけでなく、これから何かが始まる予感のようなものも感じさせてくれた。

 

「逆回転」させることができない“時間”には確かに残酷な面がある。

が、挫けずあきらめないで「回転」し続ければ、見えてくる新しい風景もある。

 

あまちゃんとレベッカはそのことを見る者に感動を持って教えてくれた点でも共通するといえるだろう。

 

(望月)